メッセ「大谷斬り」へチェック済み
阪神のランディ・メッセンジャー投手(31)が10日、甲子園での投手指名練習に参加し、日本ハムの大谷を警戒した。13日に札幌ドームで対戦予定だが、二刀流に挑戦するルーキーの力を認めた上で、勝利のために抑えにかかる。
「前回よりもいいピッチングができるようにしたい。(大谷の印象は)振りすぎていない。自分のスイングを崩さずに、いいボールを打っているね」
1人の打者だけに意識を注ぐわけではないが、しっかりと大谷のことはチェック済み。新人離れした打撃を認めているからこそ警戒する。もちろん、大谷が二刀流に挑戦していることも把握しており、投手としての潜在能力にも注目している。
「(二刀流は)まだ若いので分からないことはない。将来は、アメリカで投手としてやっていくんじゃないかな。(理由は)やはりあれだけ速いボールを投げるピッチャーは、そうそういないんでね」
「投手・大谷」にも賛辞を送ったが、今回は投げ合いではなく打者との対戦となる。簡単に負けるわけにはいかない。現在リーグトップタイの6勝を挙げており、6日の西武戦では7回1失点と粘って、チームの勝利につなげた。
「(最近は)コントロールを重視している。力を入れすぎないことを意識している」とメッセンジャー。この日はキャッチボールやランニングで調整。「大谷斬り」へ、準備に抜かりはない。