秋山“第6の男”へ快投8回無失点
「ウエスタン、阪神4‐0中日」(15日、新潟三条)
「第6の男」へ阪神・秋山が最高のアピールだ!!右太もも裏の負傷から復帰後、2度目の先発で8回無失点。リーグ戦が再開する1軍のローテ入りへ、大きく前進した。
試合前から雨が降り、照明がともされた新潟三条で、秋山が会心の投球を見せた。「一回り目はカットボールが抜群でした」。序盤、左打者7人を並べた中日打線から、ゴロの山を築くと、乗っていった。
カットボールと同じく、中日を圧倒したのが直球だった。伸びのあるストレートが、外角低めに決まる。そのたびに各打者が天を仰いだ。最速143キロ。中盤以降も、その勢いは衰えない。七回、4番・柳田は真ん中付近の直球で遊飛に打ち取った。八回の吉川も3ボールから直球を3球続けて追い込み、見逃し三振に仕留めた。
約1カ月ぶりの復帰登板となった7日・ソフトバンク戦は、5回5失点。そこから中7日。1軍だけを見据えて調整した。走者なしでもセットポジションで臨んだのは「結果が欲しかった」から。完封ペースの97球。「ベストピッチ」と自画自賛の内容だ。最高のパフォーマンスは見せた。あとは、吉報を待つだけだ。