西岡17打席ぶり1本!マー君から唯一長打
「交流戦、楽天3‐0阪神」(16日、K宮城)
DH出場の阪神・西岡がマー君から、チーム唯一の長打を放った。3点劣勢の八回。2死無走者の場面でスライダーを右翼線に運び、悠々二塁を奪った。続く今成、鳥谷の連続四球で満塁と、好機が拡大。マートンが遊ゴロで得点はならなかったが、リードオフマンの17打席ぶりの「H」ランプが起点となり、今季無敗の難敵相手に意地を見せた。
「ああいうところで1本出るのは意味があること。ただ、二回の満塁のところで出ていれば…とは思う」。二回2死満塁の先制機で田中の154キロ速球を痛烈にはじき返したが、遊撃松井の好守に阻まれた。「アウトはアウトだから」と淡々と振り返ったが、“らしさ”の伴った打席だった。
「連敗して、いい終わり方ではなかったけど、チームとして勝ち越したわけですから、トータル的に見れば、うまく乗り越えたと思う」。08年以来5年ぶりの交流戦貯金は、価値がある。悲観的になる必要はないと前向きにとらえた。
「個人的には苦しんだ交流戦だった」。足に不安を抱え、終盤は敵地でDH出場を余儀なくされたが、4日間のリフレッシュ期間を経て気持ちを新たにリスタートする。