西岡G追撃油断なし「開幕の気持ちで」
阪神・西岡剛内野手(28)が17日、21日のDeNA戦(長野)から再開されるリーグ戦に向けて意気込みを口にした。現在チームは2位で、5位・DeNAとは11ゲーム差があるが関係ない。油断することなく首位・巨人を追走していく。
「巨人だけじゃなくてその下も混戦している。ゲーム差が開いていても、油断していたらやられる。この4日間、チームとしても個人としても、また開幕のときと同じような気持ちでやりたい」
交流戦は、最後は3連敗で終わったものの貯金を一つ作った。気持ちを切り替えて、リーグ戦に挑む。巨人とのゲーム差は2・5。追い付き、追い越すためにはどんな相手であっても気を緩めることはない。
「バッティングにしても、3割打っていても調子を落とすとすぐに崩れる」と西岡。打撃に例えたように、わずかな綻(ほころ)びが大きな穴に広がる怖さを知っている。交流戦中は、足に不安を抱えていることもあってDHで起用されることもあった。これもリーグ戦をにらんでのものだ。
「リーグ戦からすべて出られるように考慮してもらったので、そこで結果を残せなかったのは歯がゆかったけど、落ち込んでいても仕方がない。試合に出してもらうからには、全力でやります」
この日の西岡は、チームが全休だったため静養に努めた。オールスターのファン投票の最終中間発表ではセ・リーグ最多の18万493票を獲得。ファンの思いも胸に、次なる戦いに挑む。