マートン好相性の横浜で再進撃引っ張る
阪神のマット・マートン外野手(31)が21日、長野でのDeNA戦が雨天中止となり、水谷チーフ打撃コーチと約30分間、打撃論を交わした。同コーチからは「そのままでいい」と太鼓判を押され、今季12打数6安打と好相性を誇る横浜スタジアムでのゲームを見据えた。
室内練習場でのフリー打撃終了後、水谷コーチと話し込むこと約30分。「特別なことはないよ。いつもどうすればスイングが良くなるか考えながらやっている」と助っ人は明かし、名伯楽も「左肩が開かないと褒めたんよ。出来そうで出来ないことを、マートンは出来とる」と目を細める。
年1回のゲームを待ちわびていた長野のファンには「楽しみにしてただろうから残念だね」と恨めしそうに空を見上げたマートン。それでもハマスタは好相性の場所。5日間、試合がないことにも「自分としてはベストを尽くすだけ。2日前にシート打撃をきっちりやったんでね」と問題はない。
水谷コーチも「逆に5日間あいて良かったんじゃないか。連勝しているならともかく、3連敗で交流戦を終わってるから。この期間に連敗したことをブワーッと忘れたらええんよ」と豪快に笑い飛ばし、メリットを強調。木佐貫、マーくんに封じられた傷を存分に癒やし、再スタートを切る。これが恵みの雨になるか否かは、藤井攻略の成果にかかっている。