藤浪、連敗虎救ってくれ!左対策も入念
阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(19)=大阪桐蔭=が22日、先発する23日の相手DeNAを“お得意さま”にすることを誓った。今季4勝のうち、2勝を挙げており、相性は良い。
「最初は(相手に)データがないのもありますし、打って助けてもらってるのもあります。気を緩めず自分のピッチングをするだけです」と冷静に語った上で、「(苦手意識を)つけるに越したことはないと思います」とカモにする考えだ。
5月26日の日本ハム戦(甲子園)以来、約1カ月間、白星から遠ざかっているが、焦りはない。「1カ月勝ちはついてないですけど、周りが騒ぎ立てるほどそんなに大したことはないと思います。自分が勝てなくてもチームが勝てばいいです」。あくまでチームの勝利が最優先。この一週間、ブルペンでは「コーナーに投げるのが基本。細かいコントロールがない中で、どうやってやっていくかということを考えながらやってきました」と、苦手とする対左打者対策に時間を費やした。
また、大阪大会の組み合わせが決まった母校・大阪桐蔭にはエールを送った。「全国で一番(甲子園出場が)難しいと言っても過言ではないと思います。チームの力を1つにして頑張ってほしいです」。まずは、夏の甲子園連覇を目指す後輩たちに、勇姿を見せる。