能見マイペース「自分にできることを」
阪神・能見篤史投手(34)は24日、富山アルペンスタジアムで練習を行い、マイペースで連敗ストップに挑む考えを明かした。チームは5連敗中だが、過剰な意識はせずに、中日打線を封じることだけに集中する。
「(連敗は)考えないようにしている。自分にできることをしないと。考えて結果が出るなら…ね。(重圧を)背負って力が出るなら背負いますけどね」
考えるのは、次の白星だけだ。初めて登板する球場ということもあり、マウンドの傾斜を確かめ、内野の人工芝でのボールの転がり方も確認した。いかに勝つか。そこだけを考え抜く。
現在、自身は3連続完投中。4連続完投となれば、03年の井川(オリックス)以来のこと。記録には興味を示さないが「長いイニングを投げられるようにしたい。初回から飛ばさないと」と、決意を明かした。
練習では藤浪とのキャッチボールなどで調整した。2年前、渡辺チーフスコアラーが亡くなった富山での一戦。「プレッシャーですね。頑張らないと。(中日は)もともと強いチーム。(打線が)線にならないように」。勝つことにこだわり、白星を捧げる。