「色気出さず」3戦連発へ良太は無欲
阪神・新井良太内野手(29)が26日、これからも無欲、無心で打席に立ち、その結果、本塁打が増えれば、という心境を打ち明けた。「狙って打てるものじゃない。いい感じで捉えられれば結果的にそうなる。色気を出さずにやっていきたい」。2試合連続本塁打中だが、慢心は一切なく、気持ちを引き締め直した。
2軍での再調整を経て、21日に1軍復帰。以降は上り調子だ。23日のDeNA戦(横浜)は三浦から6号ソロを放った。25日の中日戦(富山)では、5連敗を止める決勝の7号ソロを含むマルチ安打を記録。相手にとっては恐怖の7番となりつつある。
この日は雨天中止決定後、金沢市内の星稜高の室内練習場で汗を流した。フリー打撃では快音を連発。迷いを感じさせないフルスイングで状態の良さを感じさせた。
「(雨天中止は)自然には逆らえないからね。またしっかりと練習して、勝利に貢献できるように準備したい」と穏やかな笑顔を見せて帰阪した。
28日からは19日ぶりに甲子園に戻り、広島を迎え撃つ。今季の対戦成績が18打数6安打、打率・333と結果を残している新井良にかかる期待は大きい。「(相性は)前々の話だからね。またしっかり準備をするだけ」。チーム一の元気印は、バットで連勝街道へ導く。