マートン球宴で「投手・大谷」撃つ!
マツダオールスターゲーム2013の選手間投票結果が27日に発表され、セ・リーグは三塁手のルナ(中日)、遊撃手の坂本(巨人)、外野手のマートン(阪神)と長野(巨人)、パ・リーグは捕手の嶋(楽天)、外野手の陽岱鋼(日本ハム)の計6選手の出場が新たに決まった。投票したのは支配下選手の783人。監督推薦選手は7月1日、最後の一人を選ぶ「プラスワン投票」は同10日に発表され、全陣容が決まる。
虎党に夢を与え続ける4番が、球宴でドリームマッチを熱望した。マートンが「投手・大谷」に挑戦状をたたきつけた。
パ・リーグ外野手部門で選出された大谷は、球宴でも二刀流に挑戦する可能性がある。「交流戦で対戦できなかったので対戦したい。大谷選手は今、すごく話題の選手。メジャーからも声が掛かっているし、直球が速い。対戦できればいいなと思う」。過去には96年の球宴でイチロー(当時オリックス)が登板したこともあり、助っ人は対戦にかなり乗り気だ。
大谷は5月26日に藤浪から2二塁打を記録。マートンはそのプレーぶりに高い潜在能力を感じ取った。「1つのポジションを守るだけでもプロでは大変。そういう意味でも敬意を払っている。外野手で出て投手として投げた選手はイチローしかいないんでしょう?じゃあ彼が次のイチローになるかもしれないね」。将来は米球界に挑戦する可能性を秘めた18歳に強い興味を示した。
球宴は2年ぶり3度目の出場。ファン投票の外野手部門は4位で、初めて選手間投票で出場する。「今までと違って特別な思いがある。日本のプロ野球界に敬意を払っているし、素晴らしい選手がいる中で選ばれたのは光栄なこと」。今季は65試合で打率・345、7本塁打、40打点。この日の甲子園練習でも快音を連発した猛虎の4番は、夢の舞台で球界の新星も打ち砕く。