新井、復調へ“スパルタトレ”敢行
阪神の新井貴浩内野手(36)が27日、甲子園室内にこもって復調への“スパルタトレーニング”を実施した。
全体練習から離れ、水谷チーフ打撃コーチと室内練習場にこもった新井。約1時間後、クラブハウスへ戻るその顔には大粒の汗がにじんでいた。「やらせにゃいかん」という名伯楽の宣言通り、中井打撃投手を相手に、40分間の特打。そのまま室内で20分、ダッシュを繰り返した。
「体が大きい選手は振り込んで、走り込まないと、と(広島時代に)大下(剛史)さんに教えられた」と明かした。リーグ戦再開後は12打数2安打と当たりが出ていない。「ボール球も振ってないし、状態が悪いわけではないけど、調子の波を小さくしないといけない」と自らスパルタトレを課した形だ。
見守った水谷コーチは「きょうは良かった。たまには引き締めにゃいかんから」と目を細める。週明けの巨人3連戦を首位攻防戦にするためにも、28日からの広島戦は最低でも勝ち越すことが求められる。「しっかり明日からやりたい」と意気込む主砲の奮起に期待だ。