藤浪、直接対決で憧れマエケンから学ぶ
阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(19)=大阪桐蔭=が27日、甲子園で全体練習に参加。30日の広島戦(甲子園)に先発で投げ合う前田健から一流のルーティンを吸収する考えだ。
「前田健太さんはルーティンを大切にされていますし、プロ意識がすごく高い方だと思います。当日、ベストパフォーマンスをするために、何ができるかを考えられてると思うので、そういうところをすごく尊敬しています」
4月7日の広島戦(マツダ)で投げ合ったが、藤浪はリリーフ登板だった。先発で投げ合うのは初めて。マー君、番長らエースとの投げ合いが続くが、自身の投球に集中する姿勢は変わらない。
「最近、楽天の田中さんもそうですし、DeNAの三浦さんもそうですし、プロ野球界で一線級の方とばかり投げ合っているので。しっかり自分のピッチングをするだけだと思います。相手がということはないです」
ブルペンでは4回5失点だったDeNA戦(ハマスタ)の反省を踏まえ「余計な力を抜くとか基本的なこと」を意識して投球練習を行った。さらに「この前は打たれたというより自滅だった。余計な四球とかカウントを悪くすることのないように」とテーマを掲げた。
ブルペン入り前には、通常は水曜日に行う遠投を採り入れた。26日が雨でできなかったためだ。ルーティンを大切にするのは藤浪も同じ。憧れのマエケンの前で、ベストパフォーマンスを披露する。