藤浪7・3G斬り!伝統の一戦初先発へ
黄金右腕が初のG斬りに挑む!阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(19)=大阪桐蔭=が登板予定を変更し、7月3日の巨人戦(甲子園)に登板することが29日、濃厚となった。プロ初となる「伝統の一戦」でのマウンドに立ち、5月26日以来の5勝目を目指す。
ここまでは、登板リズムへの配慮などから日曜日登板で固定されてきた藤浪。だが中西コーチは「ちょっとリズムを変えようということ。状態的にも4つ(4試合連続KO)やられている。そこ(巨人戦)で勝てば弾みがつく」と説明した。
当初、巨人戦に先発予定だった榎田が、27日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で調整登板もグラウンド不良などから1イニングで緊急降板。巨人戦の登板回避を余儀なくされていた。
「他の投手との兼ね合いもある。すべての兼ね合いも含めてこうなった」と中西コーチ。さらに「後半戦へ向け、藤浪の投球内容を把握する意味合いもある」とし、30日の広島戦を秋山、そして巨人戦に藤浪をぶつけるローテ再編を断行した。
23日のDeNA戦(横浜)で4回5失点KOとなった藤浪は「多少の力みがあった。チームも連敗中で、自分も勝っていなかったので思い切りいけなかった」と猛省。高校時代から無敗の甲子園登板へ「1つ楽な気持ちで入れる。ホームなので思い切ってやりたい」と意気込む。伝統の一戦を経てさらなる高みへ‐。黄金右腕の投球に注目が集まる。