阪神のドラフト１位・藤浪晋太郎投手（１９）が、次回は７日の広島戦（マツダ）に先発することが４日、決定的となった。いったん出場選手登録を抹消されてから１４日のＤｅＮＡ戦に先発する可能性もあったが、先発としては初の広島戦で、前田健との投げ合いになりそうだ。

　３日は、甲子園で初の伝統の一戦に臨むはずだったが降雨中止に。広報を通して「残念です」とコメントしたが、気持ちはすぐに切り替わっている。この日の試合前練習では、藤浪は他の投手らと外野でキャッチボールした後、ブルペンでの投球練習で調整。その後、再び屋外でダッシュを繰り返した。

　当初、７日の先発と見られていた秋山は、この日は中継ぎ陣とともにショートダッシュなどで汗を流した。４日も含めて、５日からの広島３連戦でも中継ぎで待機する方向で、ロングリリーフなどに備える形となる。

　今季、藤浪は広島とは４月７日（マツダ）に１度だけ対戦。ただ、これは２番手での登板で、２回１失点という結果だった。その試合でも広島は前田健が先発していたが、先発としては次回が初対戦。臆することなく、自身の投球に集中して挑むだけだ。