福留が術後初の外野守備練習
左膝内側半月板のクリーニング手術を受けてリハビリ中の阪神・福留孝介外野手(36)が5日、鳴尾浜で術後初めて“外野ノック”を受けた。前倒しの可能性がある8月上旬復帰へ、着実に前進した。
一塁側ファウルグラウンドから八木2軍打撃コーチが放つ打球を、中堅付近で追いかけた。距離は短いが、前や後ろの打球に素早く反応して軽々とキャッチ。左膝を気にするそぶりもなく、緒方や中谷ら2軍残留組に交じり、軽快に守備練習をこなした。
権田トレーナーは「(グラウンドの)足元が良かったので。打球の感覚を確かめるだけのものです。外野ノックという位置づけではない。外野ノックは走るところが、もっともっとしっかりしてからになると思います」と説明。とはいえ、後方の打球を追いかける際に、膝にひねる動作を加えるなど、確実に新しいメニューを消化している。この日はこのほかに、これまでもこなしている内野ノックも受け、術後2度目となる屋外フリー打撃も行った。
前日4日は雨のため室内での打撃だったが、2日ぶりに屋外で快音を響かせた。58スイングで柵越えは1本。最初は軽めのスイングだったが、中盤以降は徐々に力を入れたスイングを見せた。軽快な動きのひとつひとつが、早期復帰への希望につながっている。