藤浪、後半は「木曜の男」逆襲ローテだ

 後半戦は『サーズデー晋ちゃん』だ!阪神が後半戦に向けてローテを変更し、ドラフト1位・藤浪晋太郎投手(19)=大阪桐蔭=の次回登板が、25日のヤクルト戦(神宮)となることが21日、明らかになった。これまで日曜日の登板で固定されていた黄金右腕が、“木曜日の顔”として猛虎の逆転Vに貢献する。

 連日の盛り上がりを見せる、真夏の夜の夢。この宴が終われば、猛虎を待っているのは頂点を懸けたし烈な戦い。その後半戦へ向け、先発陣のローテ変更を断行した。

 中西投手コーチは「(ローテは)リセットした。藤浪は日曜日?それも含めてリセットした」と話す。開幕から日曜日での登板を続けてきた藤浪を、ほかの曜日の登板に回すことを示唆した。

 黄金右腕に与えられた新たな場は、「木曜日」だ。「勝負は先にある。試合数が少なくなり、差が詰まれば、そこが天王山となる」と話していた和田監督。ポイントは巨人戦となる。

 後半戦最初のヤクルト2連戦を、相性の良いメッセンジャー、藤浪で挑む。そして週末のDeNA3連戦はスタンリッジ、能見、榎田という布陣に。これで翌週末の巨人3連戦(8月2日~)に、“Gキラー”と呼ばれる投手3枚を、ぶつけられる形となる。

最善の組み合わせ 藤浪の登板曜日を変え、ローテ再編を敢行することで、各投手の相性などを考慮した、最善の組み合わせが可能となった。同コーチが「最初の5試合は無理だけど、6連戦からはバランスよくいく」と説明するように、22日に紅白戦で登板する左腕・岩田を挟み、左右の投手が交互に続く陣を敷くことになる。

 後半戦の藤浪の起用法に関しては「(登板間隔が)長くなっても短くなることはない。勝負をしなきゃいけない時期になれば、中5日もあるが」(中西コーチ)と、基本的には中6日の登板間隔が保たれる予定だ。

 勝利への確率、そして黄金右腕への負担なども考慮されたローテ。その中で藤浪が「木曜日の男」を続けながら好成績を残せば、8月29日の巨人戦(東京ドーム)で、プロ初の巨人戦登板を任される可能性も残される。

 後半戦の巨人戦に対し、「そこを、全国のプロ野球ファンに楽しんでもらえるようにしないといけない」と話していた和田監督。前半以上に熱い首位争いを演じるため、さまざまな要素を含んだ先発ローテとなった。

 後半戦へ向け「さらに調子を上げて、チームのために頑張っていきたい」と、意気込みを示していた藤浪。黄金右腕を含めた“必勝ローテ”で、猛虎逆転優勝の道を切り開く。

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