メッセ、他球団に“G包囲網”呼びかけ
6日の広島戦(マツダ)に先発する阪神のランディ・メッセンジャー投手(31)が5日、甲子園での投手指名練習に参加し、「G包囲網」の結成を呼びかけた。ここまで、巨人を相手に勝ち越しているのは阪神だけ。リーグをさらに盛り上げる意味でも、他球団のさらなる奮起に期待を寄せた。
「他のチームが巨人に勝ってくれていないような気がする。自分たちしか巨人に勝っていないような気がするので、ほかのチームの手助けと言うか、もっとがんばってもらわないと、と感じます」
巨人とは、2日からの直接対決3連戦で勝ち越してゲーム差は6・5に。ただ、3位の中日は巨人と15・5ゲーム差も開いている状況だ。残りの直接対決は7試合。まだ自力優勝の可能性は消えていないものの、ゲーム差を縮めていくために他球団の勝利が必要となってくるのは事実だ。
もちろん、他力に頼りきるわけではない。4日の試合で藤浪が見せた好投や打線の執念は目に焼き付いている。
「1位のチームにああいうふうに戦ってくれたところを見て、勢いをくれたしね。絶対にあきらめてはいけないとチーム全体も思っていると思うし、先発ピッチャーがしっかりとチームが勝てるようなピッチングをしていけば」
この日は甲子園でキャッチボールやショートダッシュで調整。まずは目の前の広島戦に集中し、チームの勢いをさらに加速させる。