福留1軍復帰へ手応え!強肩魅せた

 「ウエスタン、阪神3-7ソフトバンク」(8日、鳴尾浜)

 左膝内側半月板のクリーニング手術から復帰を目指す阪神・福留孝介外野手(36)が8日、ウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)に「1番・右翼」で先発出場した。実戦復帰後、予定通り3試合連続の出場。六回終了後に退いた。3打席で無安打1四球ながら、好守を見せるなど、1軍復帰へ着実に前進している。

 五回の守備で魅せた。無死一、二塁の場面で、吉村の放った右中間への安打に、一直線に駆け寄った。打球をつかむと同時に、中継役の二塁・穴田にノーステップで送球。穴田が本塁へ送球し、二走・牧原の生還を阻んだ。福留のムダのない一連の動きが、50メートル走5秒8の快足を仕留めた。

 打撃では連日の1番に座った。左腕・オセゲラに初回は四球、三回は見逃し三振を喫した。六回は2番手・下手投げの山中と対峙(たいじ)。1ストライクからの2球目を中堅フェンス手前まで運んだ。「まだ(球を)つかまえきれていない」と中飛に倒れたが「悪い感じではないかな」と一定の手応えを口にした。

 予定の鳴尾浜での3連戦を終えた福留。「ボールも見えているし、変な感じはない」と語った。試合後は9日からの2軍中日戦出場のため、名古屋へ移動。9日の朝、左膝の状態に問題がなければ、右翼で先発する予定だ。1軍復帰は「まだまだでしょう」と話したが、その準備は確実に進んでいる。

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