左膝痛のため２軍調整中の阪神・西岡剛内野手（２９）が１０日、体のハリのため、鳴尾浜で予定されていたシート打撃を回避した。

　約１時間の治療を終え、鳴尾浜を後にした西岡。予定ではシート打撃を行い、１１日のウエスタン・中日戦で実戦復帰を果たすプランだったが、和田監督は「ハリが出たと言うことで、無理はさせないでおこうということで」と説明。担当の権田トレーナーは「外で動くのと中で動くのとでは、力の入れ具合が違うので、当然、ハリも出てきます」。毎朝の状態を見ながら練習メニューを決めており、この日は大事を取った形だ。

　復帰プランは白紙に戻ったが、１１日は鳴尾浜で練習を行う予定。黒田ヘッドコーチは「ゲームに出れればすぐ」と、実戦復帰を果たせば早期の１軍昇格を示唆した。前日に「１軍に復帰したい一心」と強い気持ちをのぞかせていた西岡。週明けの１４日に育成試合、１５日は２軍で紅白戦が予定されており、慎重に実戦復帰への階段を上っていく。