福留、13日に3カ月ぶり1軍復帰へ
「ウエスタン、中日1-4阪神」(11日、ナゴヤ)
左膝の手術から復帰を目指す阪神・福留孝介外野手(36)が13日の広島戦(京セラ)から1軍復帰することが11日、分かった。この日はウエスタン・中日戦(ナゴヤ)で実戦復帰後、初めてフル出場。5打数1安打1盗塁で昇格へ準備を整えた。
5月8日の出場選手登録抹消から3カ月。ついに福留が戦列に戻る。「今の状態なら何ともない。九回を守って、打席に入ったのは収穫だった」とフル出場を振り返った背番号8。これに対し、ナゴヤドームでの試合後、黒田ヘッドコーチは「京セラから考えている」と13日の広島戦から出場選手登録する方針を明らかにした。
最終チェックとなったウエスタン・中日戦は、ともに中日の黄金時代を支えた川上と3打席対戦。「やりづらかったね」と苦笑いを見せたが、五回1死はフォークを捉えて右前へ鋭い打球を放った。
三回2死は相手の失策で出塁すると完璧なスタートを切り、スライディングで二盗。川上を「膝が悪いと聞いているのにまさかの盗塁でビックリした」と驚かせた。
その後は小林、田島とも対戦。「1軍で投げている投手と対戦して、感覚をつかめたというのはよかった」。2軍では5試合で計18打席に立っており、すでに実戦勘は戻っているようだ。
1軍の打線は低空飛行を続けている。離脱前は勝負強い打撃でチームをけん引した福留。起爆剤としての期待も大きい。