福留特別待遇なし!ベンチスタート濃厚
左膝の手術を受け、13日の広島戦(京セラ)で1軍に復帰する阪神・福留孝介外野手(36)が、ベンチスタートとなる可能性があることが12日、分かった。黒田ヘッドコーチは「1軍に上げるけど、状態をみてやな」と慎重な姿勢。左膝の状態も考慮した上で、特別扱いしない方針だ。
福留は6日に2軍で実戦に復帰して、5試合に出場した。11日のウエスタン・中日戦では術後初のフル出場を果たし、走攻守で不安を感じさせない動きを見せている。和田監督は5日に「孝介は打って走って守ってね。(1軍には)ライトに就くぐらいの状態で来てほしい」と昇格即スタメンを期待していた。
ただ、ウエスタンでは14打数2安打で打率・143。背番号8は「打席数を立たないと戻ってこない部分もあるからね」と不安も口にしている。
また、優勝マジック37が点灯している首位・巨人とは8ゲーム差。優勝の可能性が完全に消滅したわけではなく、今後も負けられない戦いは続く。水谷チーフ打撃コーチは「今のチーム状況を考えたら勝たないといかん。出るならヒットを打たないといけない」。広島は13日の先発が前田健、14日は大竹と右腕が続く。打率・304と結果を残している今成を起用する可能性が高い。
福留はこの日は左膝のチェックを受けた。出番は流動的になりそうだが、勝負強い打撃にかかる期待の大きさに変わりはない。