西岡が躍動!先制演出打&好守連発

 「阪神1‐0ヤクルト」(17日、京セラ)

 懸命にグラブを伸ばした。抜ければ間違いなく同点になっていた。二遊間を襲った森岡の打球。阪神・西岡が横っ跳びで好捕し、素早く一塁へ送球。アウトのジャッジが下ると、グラブをたたいて感情をあらわにした。完封リレーを演出したのは背番号7の守備と言っても過言ではない。

 「鶴が頑張って投げてて、良いリズムで投げていたからああいうプレーも出るんだと思う」と自らの守備より、今季初先発の右腕を称えた西岡。四回にも畠山の強烈な一、二塁間への打球を好捕してアウトにし、他の内野陣も次々とファインプレーで鶴を支えた。

 初回にはルーキーながら最多勝右腕の小川から、初球を打って中前打で出塁。マートンの適時二塁打で先制のホームを踏んだ。「小川君は良い投手なのは知っている。初回から得点できればチームに勢いがつく」と攻守で和田阪神に勝利への道筋を作った。

 「僕はロードの苦しいときにチームを離脱してしまって、借金がある。それを返せるように」と言う西岡。3連勝は約1カ月ぶり。これも背番号7が万全の状態で戻り、チームに良い流れを生み出している証拠だ。

 「ここ最近はこういう(僅差の)試合が続いていて、大丈夫かという声もあるけど勝てばいい。現場にしか分からないこともある。外野の声は言わせておいて、勝つために頑張ります」と言い切った西岡。その存在感が何よりも、頼もしい。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス