勝ち星逃すもスタン先制打!来日初打点

 「DeNA3-9阪神」(21日、横浜)

 阪神が2点リードの六回に、落とし穴が待っていた。無死一塁から、中村の右前打を名手・福留がまさかの後逸。一走のモーガンは迷わず三塁を蹴り、一気にホームを踏んだ。

 その後、無死三塁から2死までこぎつけた。だが荒波が放った打球は、無情にも右前で弾んだ。3‐3に追いつかれる痛恨の同点打。スタンリッジは顔を真っ赤にしてマウンドを蹴り上げた。

 試合後は興奮が冷め、いつものナイスガイに戻ったスタンリッジ。笑顔でこう振り返った。

 「チームが勝ったのが一番。(六回は)リードを失って悔しかったんだ。今日はアンラッキーなヒットもあったけど、こういう日もある。福留さんには五回に、いいプレーで助けてもらった。あのダブルプレーは本当に大きかった」

 チームの勝利を喜び、六回に失策を犯した福留が五回に見せた好プレーを称えた。

 序盤は投打に輝きを放った。二回には右翼越えの先制2点二塁打。来日初長打&初打点の記念打に、二塁ベース上で笑顔がはじけた。

 どうしても勝ちたい理由があった。この日、前日の試合で死球を受けた大和が骨折で離脱。スタンリッジは今季2位に躍進するチームの要因を、こう分析。「大和の成功が自分たちがこの順位にいられる要因だと思う。攻撃的な守備、そして打撃も結果を出している。安心して見ていられるよ」。スタンリッジは大和の成長を誰よりも認めていたのだ。

 白星はつかめなかったが、粘投は色あせない。次回は今季2完封をマークする相性のいい巨人戦(28日・東京ドーム)に先発する。昨季を上回る8勝目は宿敵から手にする。

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