メッセ復肩!汚名返上の6回2失点
「中日4-9阪神」(25日、ナゴド)
同じ失敗は繰り返さない。阪神・メッセンジャーが大量9得点に守られ、11勝目を挙げた。20日のDeNA戦(横浜)では序盤に7点の援護をもらいながら、四回途中で降板。チームはまさかのサヨナラ負けを喫したが、雪辱を果たした。
6回3安打2失点の力投。メッセンジャーは「前回と比べてかなり進歩できたんじゃないかな」と胸を張った。
序盤から力強い直球とフォークで中日打線を圧倒。五回まで圧巻のノーヒットピッチングを披露した。だが、六回一死一塁から藤井の打ち取った打球が左翼線にポトリ。「ああいう形でノーヒットノーランをフイにしたのは悔いが残る」。3連打で2点を失い、右腕は唇をかんだ。
“ライバル”との差を広げた。現在、メッセンジャーの11勝はチームトップ。試合前まで9勝の藤浪が1勝差に迫っていたが「ノープロブレム!すぐに差を広げてやるさ」と茶目っ気たっぷりに勝利を誓っていた。
「ボールが良かった!」と褒めた中西投手コーチはバスに乗り込む前、メッセンジャーの取材に乱入。笑顔の助っ人右腕にぽっこりお腹を軽くパンチされた。練習中からじゃれ合うなど、信頼し合う関係だ。
和田監督も「丁寧に投げていた。前回の反省を生かしたね」と絶賛した。次回は8月30日の広島戦(甲子園)に先発予定。2戦連続の中4日は信頼の証だ。逆転Vへ、まだまだフル回転する。