マジやで!36歳新井兄が若返った!

 若返り作戦、成功!阪神・新井貴浩内野手(36)に朗報が届いた。京都府立医科大学の医療スタッフが夏前に甲子園で新井の定期採血を実施。老化防止のホルモン数値が昨年の2倍以上を示したことが26日、分かった。新井をサポートする健康器具メーカー・ファイテン社主催の検査は今回が9度目。過去最高レベルの数値が並んだことで、新井の秋反攻に期待が膨らんだ。

 いいね!の連発だった。新井の血液数値が「ほぼ、完ぺき」だという。京都府立医大の医療スタッフによる定期採血が夏前に行われ、検査結果がこの日、公表された。

 「バランスがとれている。急激に良くなるわけではないので、キャンプからコツコツやってきた結果でしょう。筋肉をつくったり、傷を治したりするIGF‐Iも合格点。素晴らしいのは老化防止のホルモン、DHEA‐sの数値。去年と比較にならない」

 担当医は「新井の肉体」を絶賛した。「昨年は本人に伝えにくい結果でした。でも、今年は抜群。DHEA‐sは、1年前の倍以上ですから」。加齢とともに減少するホルモンの数値が跳ね上がった。食生活や筋量を増やすトレーニングの成果など、要因はひとつではないという。ただ明確なことがある。36歳のお兄ちゃんは、若返ったのだ。

 新井は言う。「食べ物に関しては、節制するほうじゃない。食べたいものを、食べる。ストレスになるから」。ストイックに食事制限をしてきたわけではない。ビタミンが、サプリが…そんな繊細なタイプとは対局の食生活を送ってきた。それでも、アラフォーまで一線で戦ってこられたのは、持って生まれた体の強さ。「若いときに、練習に耐えられる体力があった」。筋肉をつくるホルモン量は微増だったが、昨季は右肩故障の影響でトレーニング量が制限されたことが、数値の低下につながっていた。

 15年目のシーズン。危機感と反骨心でオフにその体力を掘り起こし、地道に筋力強化に励んだことが功を奏している。チームトップの得点圏打率・340は、巨人の阿部、村田、坂本、長野より上位。強力カルテットをしのぐ勝負強さが、「変身」の証明だろう。

 年齢を重ねるごとに従来の常識が通じなくなってくる。体調維持のためにできること…。権田トレーナーは前カードの中日戦で体調を崩していた新井について「すごく節制している」。試合後は外食せず、宿舎内で軽く夕食を済ませて就寝。翌日に備えていたという。

 この日は指名練習を免除され、宿舎で肉体のメンテナンスに努めた。「明日からが楽しみ」。加齢に反逆する新井が、反攻の秋を演出する。

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