西岡プロ初三塁 全力プレーで転倒も…

 「阪神0‐3広島」(30日、甲子園)

 不慣れな場所でも、やるべきことは変わらない。阪神・西岡が、プロ入り初、三塁手としてスタメン出場した。

 和田監督、そして二塁で先発出場の上本とも話し合った。「今のチーム状況を見れば、上本はすごく必要な選手。少しでも彼のストレスを軽くして、試合に入れるようにしたかった」と、ロッテで新人だった03年に2軍で1試合だけ就いたポジションを受け入れた。

 勝利のために全力を尽くした。だが二回、木村のセーフティーバントに猛然と突っ込むも、ぬかるんだグラウンドに足を取られて転倒。「そこから(野村の右前打で)点が入ってしまったので」と唇をかんだ。

 「(練習は)遊び程度にしただけ」と話したが、前カードの巨人戦でも試合前に三塁の位置でノックを受けるなど、備えはしていた。それも「僕はとにかく勝ちたい。変なプライドもないし、ただ勝ちたいだけ」という思いが強いからだ。

 29日ぶりの甲子園でも連敗は止まらず。今後も「100%、監督の方針と一緒。そこに従うだけ」と、三塁での出場はいとわない。その覚悟で、ただ勝利のみを追い続ける。

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