あこがれの投手から、認められた！高卒新人では０７年の楽天・田中以来となる２桁勝利を挙げた阪神・藤浪晋太郎投手（１９）が１日、広島・前田健から祝福メールが届いたことを明かした。

　８月３１日の広島戦後、スマートフォンを開くと、たくさんのお祝いメールが届いていた。中でもうれしかったのが、「１０勝おめでとう」と書かれたマエケンからのメッセージ。「試合後にストレッチをしていたので、返信は遅くなってしまったんですが」と藤浪は笑みを浮かべた。

　「試合を見て試合後にメールしました」と話すマエケンは、藤浪の２桁勝利を「エラー（実際は野選）もありましたけど、いいピッチングでしたね。１年目で１０勝するのはすごい」と絶賛。さらに「一番の魅力は球が速いということですね。１年目であれだけの球を投げられるのは本当にすごいと思います。僕もやっと速くなりましたけど。球が速いと変化球も生きてくるので」とプライベートでも親交のある１９歳の速球を褒め称えた。

　この日、藤浪は甲子園の室内練習場で汗を流した。残りシーズンの目標はさらなる白星の量産。「１０勝で終わってしまったら、ダメだと思う。残り何試合か、あると思うので、そこで勝ちをつかめるように頑張りたいと思います」と力強い。

　今後はしばらく“サタデー晋ちゃん”が続く。次回は７日の巨人戦に先発予定。初の甲子園での“伝統の一戦”で１１勝目をつかむ。