和田監督「4番・鳥谷」継続決めた
新4番継続だ!阪神・和田豊監督(51)は2日、8月30日の広島戦(甲子園)からプロ初の4番に座っている鳥谷敬内野手(32)を、今後も4番として起用し続ける方針を示した。この先の戦いへ向けて、新たな打順を模索しつつ、鳥谷のさらなる飛躍を促したい構えだ。
開幕4番だった新井良に代わり、今季8試合目からはマートンが座り続けていた猛虎の4番。だが巨人に3タテを食らった翌日の広島戦から、その助っ人に代わってキャプテン・鳥谷がプロ入り初の4番に座った。
和田監督は4番起用について「鳥谷の能力からすれば、もっとできる。つなぎに徹するところがあるので、今度は(走者を)かえすところで。できる選手なんでね」と狙いを説明していた。
広島3連戦では9打数2安打1打点、打率・222と結果は残せなかったが「結果はそんなにパッと出るものじゃない」と和田監督。その上で「鳥谷がそういう気持ちで、チームを引っ張るようになってほしい。兆し?意識はね。ここ(4番)に座るというね」と、変化を感じ取った。
すでに猛虎の主軸ではあるものの、4番という地位で、鳥谷にさらなるリーダーシップを求めた指揮官。それに応える背番号「1」の躍動、そして進化は、停滞を続ける猛虎軍団にとって強力なカンフル剤となる。