藤浪がダル流!?左投げキャッチボール
7日の巨人戦(甲子園)で5敗目を喫した阪神・藤浪晋太郎投手(19)が8日、甲子園室内練習場で練習に参加した。通常のキャッチボールを終えると、右手に新品のグラブをはめ、左投げのキャッチボールを敢行。関係者に投球フォームをビデオ撮影してもらうなど本格的に取り組んだ。
左投げキャッチボールと言えば、ダルビッシュ(レンジャーズ)が有名だが、藤浪は「体のバランスを意識するためです。これからプロで毎日投げたら体がゆがんでくると思う。試してみるのも悪くない。とりあえずやってみようと。合わなければやめればいいので」と意図を明かした。
高校時代から左手で箸を使って食事するなど、グラウンドを離れても、左右のバランスを意識した生活を送ってきた。「いろいろ試したい」とプロでもさまざまな練習法を取り入れるつもりだ。
礼儀も忘れなかった。練習後、7日に死球を与えた巨人・阿部に「すいません」と謝罪した。阿部は「大丈夫だよと言ったんだ。ワザとには見えなかった。ひっかかったボールだったからね。速くて避けられなかった」。次回の対戦に向けて禍根を残さなかった。