左ふくらはぎ痛で出場選手登録を抹消されている阪神・福留孝介外野手（３６）が、最短復帰となる１１日の中日戦（甲子園）に代打として１軍に昇格する可能性があることが１０日、分かった。

　この日は試合前の甲子園での練習に参加。登録抹消後初めてスパイクを履いて外野でのダッシュ、フリー打撃、右翼守備をこなした。その後は一塁ベースに移動して、負傷後初めてのベースランニングも行った。全てで負傷箇所に不安を感じさせない動きを見せた。

　和田監督は「あとは、とっさの動きができるか。きょうは普通に動いているように見えた。スパイクを履いたのはきょうが初めてなんで、あしたの状態を見てだね。念には念を入れてね。また張りが出てはダメだしね」と話した。代打での１軍昇格については「構成上の問題や兼ね合いもあるからね」と話したが、否定はしなかった。

　福留は８月２８日の巨人戦（東京ドーム）で負傷。１日に出場選手登録を抹消され、最短の復帰を目指して調整してきた。