隼太殊勲打!若トラはナゴヤで竜倒
「ウエスタン、中日5-7阪神」(11日、ナゴヤ)
このまま終わってたまるか!同点で迎えた延長十回。阪神・伊藤隼が気迫の一打を放った。1死無走者から6番手・小熊の初球、143キロ直球を完璧に捉えた。打球は中堅フェンスを直撃。激走で三塁を陥れた。
この一打でベンチは勝ち越しムードに。中谷、北條の連続適時打などで、一気に3点を奪い、チームを連勝に導いた。
二回の第1打席にも、先発・朝倉から左翼フェンス直撃の二塁打を放った。7日・オリックス戦には4号ソロ。復調の兆しを見せているが、「結果に一喜一憂することはないです」と笑顔なし。視線を上へと向けた。
今季は1軍と2軍を何度も往復。期待されながらも1軍定着ができずに、もがき苦しんでいる。平田2軍監督は「悔しいだけでは何もならない。これを生かしていくことが大事」と、飛躍を期待した。
まだ今季は終わっていない。その先の戦いも残されている。上向きつつある打撃を「継続していきたい」と力強く語った。地元・愛知で放った2安打に、背番号51の魂が宿っていた。