能見7回3失点「全球種悪かった」
「阪神2‐5中日」(12日、甲子園)
もどかしさが残った。同点に追いついた2度とも、直後に勝ち越し点を献上。「全球種が悪かったね。ストライクが入らなかった」。阪神・能見が後手に回り、3年連続2桁勝利を逃した。
二回に同点とした直後の三回1死一、三塁は、森野の投ゴロを二塁へ悪送球。自らの適時失策で勝ち越し点を許した。五回2死三塁は自ら右前へ同点適時打を放った。だが、直後の六回1死二塁で谷繁に決勝の中前適時打を浴びた。
中西投手コーチは「直球に本来のキレがなかった。制球に苦しんでいた」。七回に代打を送られて103球で降板。7回6安打3失点で、8月3日の巨人戦以来の7敗目を喫した。
今季の登板は多くても残り4試合。「やることはいろいろある」。エースは淡々と振り返り、次回へ気持ちを切り替えた。