藤浪CS先発へ「残りしっかり投げる」

 阪神・藤浪晋太郎投手(19)が16日、クライマックスシリーズ(CS)での先発登板を勝ち取ることを誓った。チームは8年ぶりのリーグ優勝が絶望的だが、CSに進出することは確実だ。自身の今季の登板は多くてもあと3試合。10月12日から始まるファーストSでの登板へ向けて、猛アピールを狙う。

 初々しい笑顔で未踏の大舞台を見据えた。藤浪はCSでの先発への意欲を問われるときっぱりと言った。

 「もちろんです。CSのためだけにというわけではないけど、残りの登板はしっかり投げないといけない」

 今季は10勝6敗、防御率2・55。成績だけを見れば能見、メッセンジャー、スタンリッジとともにCSの先発候補だ。だが、実績、経験も豊富な先輩を上回って大役を勝ち取るために、残り試合も結果と内容を求める。

 また、中西投手コーチはCSでの先発投手について「調子と相性(がポイント)だけど、一番は相性」と話している。藤浪は現在3位の広島との対戦成績が2勝0敗、防御率1・29。同4位の中日とも1勝0敗、防御率0・60。今後、調子を落とさなければ大役が回ってくる可能性は高い。

 大舞台での勝負強さは、高校時代に証明済みしている。大阪桐蔭では甲子園春夏連覇を達成。厳しいマークをくぐり抜けて、負けたら即終戦のトーナメントで頂点に立った。

 「負けて、その時点で終わりというところで(CSの登板が)回ってくるかもしれない。そういう試合があったら力に変えたい。チームの命運がかかった試合でしっかり投げたい」。次回は21日のヤクルト戦(甲子園)での登板が濃厚。大舞台を見据えてラストスパートを仕掛ける。

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