西岡、連敗ストップも“次”が大事
「広島1‐9阪神」(18日、マツダ)
勝利こそ最高の良薬。だからこそ、その先に待つ戦いへ向けて「連勝」こそが必要だ。「また明日の試合が大事。乗っていけるか、乗っていけないか」。連敗ストップに阪神・西岡は表情を緩めず、“次”の重要性を説いた。
打線が久しぶりに勢いを見せた一戦。西岡自身、前夜に連続試合複数安打は止まったが、二回には中前打で出塁し、二進後にマートンの適時打で4点目のホームを踏む。さらに五回1死二、三塁から中犠飛を放ち、ダメ押しの9点目を挙げた。
攻撃の手は緩めない。相手がCSで対戦の可能性がある広島ならば、それは当然だ。「カープは勢いがある。そこで、嫌な印象を与えていきたい」と西岡は言う。この日の1勝、これからの1勝。それは大きな戦いへの勝利につながるからだ。
だからこそ「連勝しなければ、今日の1勝も意味がない。明日の試合の重要性が増した」と言葉に力を込める。広島戦を前に「チームが勝たないと喜べない」と話した。今日の1勝ではない。難敵を倒し続けて手にする頂点こそが求める勝利、そして西岡の喜びだ。