マートン、勢い止まらん3戦連続猛打賞
「阪神7‐7ヤクルト」(21日、甲子園)
打点はなくても効果的に得点に絡んだ。前日の休日を挟んでも、阪神・マートンの勢いは止まらない。4番・鳥谷の3打点を演出したのは、鮮やかな3安打。悔やまれる引き分けの中でも、この男の存在は頼もしいばかりだ。
「明日はしっかり勝てるようにがんばりたい」
まずは初回だ。1死一塁から中堅右への二塁打で、続く鳥谷の2点適時打につないだ。三回には無死一塁から中前打を放つと、五回には1死一塁から冷静に四球を選んで出塁し、三進後、新井の犠飛でホームに滑り込んだ。同点の九回は得点にはつながらなかったものの、先頭からの中前打でチャンスをつくった。
17日からの広島3連戦(マツダ)では、17日こそ無安打に終わったが、18日は4安打、19日には3安打を記録。これで昨年5月以来自身3度目となる、今季初の3試合連続猛打賞に。今季の安打数も159となり、リーグトップの位置をキープしている。
巨人の優勝が目前に迫っているとはいえ、その後に控えるCSはチームにとって重要なもの。今後に向けて、マートンの好調は大きなプラス材料となっている。