桧山CSで「残されたチャンス生かす」
「阪神6-7ヤクルト」(22日、甲子園)
阪神・桧山が試合後、V逸の心境を語った。「昨シーズンが終わってから、そこ(リーグ優勝)を目標にして、シーズンを戦ってきた。こうなったのだから、巨人が一番強かったことを認めないといけない。来年どうやって巻き返していくか、後輩たちに託して見守っていきたい」。CSが残されているものの、現役引退のシーズンを悲願で飾れなかった無念が、真っ先に口をついて出た。
この日は出番なく敗戦を見届けた。チーム一丸で蓄えた貯金を吐き出す現状に歯がゆさが募る。最大の目標は途絶えたが、仕切り直し、日本一を目指してゆく。「CSがあるから、残されたチャンスを生かして、一番長く野球ができるように、皆と力を合わせて頑張っていきたい」。最強と認める巨人を相手に雪辱を期す。“神様”の仕事は、まだ先にある。