藤浪で2位確定へ王手!本拠地CSや

 28日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発する阪神の藤浪晋太郎投手(19)が27日、甲子園で練習後、名古屋入りした。28日に阪神が中日を下し、広島がヤクルトに敗れると、29日にもCSファーストSの本拠地開催権が得られる2位が確定する。3年ぶりの聖地CS開催を実現するために藤浪が白星で2位を引き寄せる。

 2位確定へ王手をかける。藤浪が先発する28日・中日戦(ナゴヤドーム)でチームが勝利し、3位の広島がヤクルトに敗れると、最短で29日にもCSファーストSの本拠地開催権が得られる2位が確定する。

 藤浪は「戦う場所が変わってもプレーが変わるわけではないです。甲子園であろうが、マツダであろうが、自分のプレーをすることに変わりはないので」と冷静に話す。その上で「もちろん甲子園でできればそれ以上のことはない」と意欲を見せた。

 そのファーストSでぶつかるのは初のCS進出を決め勢いに乗る広島。2勝負けなしと好相性を誇る相手に、ルーキーながら先発に抜てきされる可能性が高い。それでも、「(CSは)まだ先の話なので、特に気にしていません。自分が広島に投げるかも分からないですし、意識はないです」。残りシーズンの登板に、全力を注ぐ考えだ。

 前回21日のヤクルト戦(甲子園)では黒星こそ免れたが、4回を投げ自己ワーストの6失点でKOされた。9月に入り、3戦2敗。8月31日・広島戦(甲子園)以来、白星から遠ざかっている。開幕からほぼ1年間、ローテーションを守って10勝6敗、防御率2・75、投球回数は127回2/3に上り、疲労が心配されるが、藤浪はそんな周囲の不安を一蹴した。

 「去年の方がイニング数は投げています。高校野球で相手は違いますけど、200イニング以上投げているわけなので、しんどいかと言われたらそうではないです」

 この日は甲子園で投手指名練習に参加。登板前日のブルペン投球では、「いつも通りですね。それなりにいい球がいっていました」と11勝目へ、復調気配を漂わせた。

 28日登板のナゴヤドームでは2試合の登板で1勝0敗、防御率0・60。相性抜群の舞台で初戦を飾り、9カード連続勝ち越しなしと苦戦が続くチームに勢いを与える。

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