和田監督オーナーに謝罪&巻き返し誓う
阪神・和田豊監督(51)が16日、大阪市内の阪神電鉄本社に坂井信也オーナー(65)を訪ね、今季終了の報告をした。席上、和田監督はCSファーストSで敗退する原因となったシーズン終盤の失速を謝罪し、契約最終年となる来季の巻き返しを誓った。
5位から2位への躍進も、シーズン終盤の失速とCSファーストSで連敗を喫した事実が、胸を張ることを許さなかった。電鉄本社に坂井オーナーを訪ねた今季終了の報告。和田監督の口から、謝罪の言葉があふれ出た。
「9月以降、失速した要因と課題。終盤の失速への謝罪、申し訳ありませんという話をしました」。ひな壇に上がり、言葉を紡ぐ指揮官の表情に苦々しさが漂った。
1年間、144試合を戦い抜く体力と精神力を含めたスタミナ不足を失速の要因に挙げた。打線が低調に終わった点については、シーズンを通して、狙い球を絞り切れなかった選手とベンチ、両方のミスであると認めた。
契約最終年を迎える来季、虎将はどう変わるのか。「反省点として、同じことを繰り返さないように考えていかないといけないと思ってます」。具体例を挙げることはなかったが、失敗を成功の糧とする意気込みを示した。
練習量と質を上げ、指示を徹底させて、猛虎打線の復活を目指す。「来シーズンは必ず、1年間通じてタイガースらしい野球をした上で、終わった時には一番上にいられるようなシーズンにしたい」と宿敵・巨人へのリベンジを誓った。