大和、今オフは「つなぐ打撃」みがく
阪神の大和内野手(25)が19日、甲子園クラブハウスで自主トレを行い、今オフはチーム打撃の技術を養っていく考えを明かした。
開幕からほぼ2番で起用され、プロ入り初めて規定打席に到達。8月下旬に右手に死球を受けて骨折し戦線を離脱したが、レギュラーの地位を不動にした1年だった。それでも「ケガしたのでまだまだ。規定打席は良いふうに捉えたいとは思っていますけど、打率も残せていない」。そう語るのも次なる目標が固まっているからだ。
「いろんな面で技術不足。自分を犠牲にして、チームの役に立てるか。そのへんができていない」と明かすように、ケース打撃の技術を上げることが今オフのテーマ。右方向へのゴロを求められる場面、送りバントを求められる場面で遂行できるだけが2番の仕事ではない。
相手に球数を投げさせ、あえてウイニングショットを狙って、しぶとくヒットゾーンに落とせるか。2番打者としてのレベルをもう一段階、引き上げるために「考えていかなきゃいけないことは多い。継続してやっていく」と力を込める。
よりよい形で中軸につなぐこと‐。それがチームの得点力アップのカギを握っている。