榎田、美馬から刺激 完封できる投手に
俺も続く‐。阪神・榎田大樹投手(27)が20日、来季の巻き返しを誓った。先発転向初年度となった今季は、左肘痛などもあり、4勝9敗と不本意な成績に終わった。9年ぶりのリーグ優勝に向けて、完全復活を期す。
元同僚の姿が体を熱くさせた。19日のCSファイナルS・ロッテ戦でプロ初完封を飾った楽天・美馬は東京ガス時代の同僚であり同級生。肘痛から復帰した経緯も似通っている。
「肘が悪い中で、あれだけ投げられるというのを見せてくれた。僕も来年は完投、完封を目指していかないといけないと感じましたし、体のメンテナンスをしっかりやっていかないと」。1年間戦える肉体の整備を来季への課題に挙げた。
甲子園の室内練習場を訪れ、ランニングマシンで汗を流した。悩まされた肘痛は消えた。「秋季キャンプでしっかり投げられるようにしたい」。同じ失敗を繰り返さないために、榎田が故障しない肉体を築き上げる。