藤浪年内ノースロー…中西C方針明かす
阪神・中西清起投手コーチ(51)が21日、藤浪晋太郎投手(19)に対して年内は投球練習を禁止させる方針であることを明かした。秋季キャンプでは、肉体強化を中心としたメニューを消化させる方向だ。
「シャドーとかネットピッチはやるだろうけど。本人は遠投はやると言ってるけど、ブルペンに入ってのピッチングはない。それは年明けとかから」
開幕からローテの一角を託した1年目が終わり、首脳陣の視線も2年目に向けられている。今季の課題を生かして、いかにレベルアップを図るか。オフのトレーニングが重要であり、その一つが年内の投球練習禁止だ。
昨年、阪神入団決定後に大阪桐蔭で練習していた時には、年内もブルペン投球を行っていた。藤浪にとっては昨年とは違う調整となるが、これも来季の飛躍のため。また、肉体強化だけでなく、できる範囲でフォームなどの修正にも取り組む。
「疲れも(考えて)だけどパワーアップ。体幹とか肩周りの筋力とか。あとはビデオも見て、(フォーム修正など)やるにしても本人が納得してじゃないと」と同コーチ。戦いは始まっている。さらなる進化のため、さまざまな策を練っていく。