林威助台湾代表辞退…トライアウト専念
阪神から戦力外通告を受けた林威助外野手(34)が、日本でのトライアウトを受験するため、11月に小久保ジャパンと戦う台湾代表からの招集を辞退したことが27日、明らかになった。「日程が重なるので、林は出ないようだ」と、日本代表関係者が明かした。
林は今季、阪神でわずか1試合の出場にとどまったが、台湾球界では、まだ代表クラスの評価を得ている。11月8日から台北で開催される日本対台湾の強化試合は小久保監督の初陣となる注目の国際舞台。元巨人で台湾代表の呂明賜監督から日本ハム・陽岱鋼、ソフトバンク・李杜軒らとともに代表入りを打診されたが、林は同10日に静岡で行われる12球団合同トライアウトを優先させた。
台湾から福岡の柳川高に野球留学し、02年年ドラフトで阪神に入団した林にとって、台湾球界復帰も選択肢のひとつ。それでも「来年も、日本でやりたい」。現役台湾代表の底力を他球団のスカウト陣にアピールする。