ドラ1岩貞、エースの3箇条クリア誓う

 阪神からドラフト1位指名された岩貞祐太投手(22)=横浜商大=が28日、横浜市内の同大野球部グラウンドで練習を行った。指名あいさつの際に和田豊監督(51)から受けた『エースへの3箇条』を、すべてクリアする意気込みを示した。

 31日に関東大学選手権初戦の上武大戦を控え、チームは休日返上で約4時間におよぶ猛練習。岩貞もブルペンで120球を投じて気合十分。その後は、投内連携でバント処理やサインプレーで汗を流した。

 1つ1つを丁寧にこなす岩貞。その裏に、和田監督からの“課題”があった。課せられた勝てる投手への条件は犠打、バント処理、立ち上がりの3つ。

 前日の神奈川大との練習試合では、二回までに3失点。「いつも通りの投球ができなかった。先を考えて、いつも以上に意識しないと。立ち上がりの投球は苦手ではないので」と、修正に全力で取り組んでいく構えだ。

 バント処理などの守備も「フィールディングは当たり前にできないと、勝てるところも勝てない。磨いていきたい」と話した。

 公式戦終了後は、バントを含めた打撃練習も行う予定。指揮官から次代のエースとしての期待を受け、さらなる進化を目指す。

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