藤浪にメス!インステップ修正30分

 「阪神秋季キャンプ」(2日、安芸)

 藤浪晋太郎投手(19)にメスが入った。安芸ドーム内で行われた個別練習に、中西投手コーチが約30分間マンツーマン指導。インステップするフォームの修正に着手した。

 ネットの前にセットポジションの体勢で立った。右足のつま先から赤いゴムチューブがネット方向へ垂直に伸びている。真後ろには中西コーチが見守る。藤浪は左足をゆっくり上げて右膝を折らずに、そのままゴムチューブに沿って左足を着地させ、ネットスローを繰り返した。

 3足分三塁側へインステップするのが今のフォーム。同コーチは「原因は右膝と右足のプレートの踏み方。なぜそうなるのかを藤浪に説明した」と話した。

 藤浪の場合、右膝が折れてしまい、三塁側に体重がかかってしまうという。さらに、プレートを右足で斜めに踏んでいるため、さらにインステップになってしまう。

 対策として「内転筋を使うこと。プレートに対し、右足を平行に置く」ことを挙げた。途中からはワインドアップも試し、64球のネットスローを行った藤浪。「違和感はないです。もともと、そういう意識はあったので」とフォーム修正に意欲を見せた。

 じっくり時間をかけて修正に取り組む。秋にしっかりフォームを固めて、10勝右腕はさらなる進化を遂げる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス