遼馬、侍セットアッパーの誓い
台湾との強化試合を終えた侍ジャパンが11日、羽田空港着の航空機で帰国した。阪神の松田遼馬投手(19)は、2017年の第4回WBCでセットアッパーとしての代表入りを目標に掲げ、羽田空港から空路で秋季キャンプ地・高知に入った。
国を背負った代表が意地をぶつけ合い、熱気がファンの興奮を生む。今回は強化試合だったが、本番ではどれだけ緊張感が増すのか。松田が世界一奪回を目指す第4回WBCを見据えた。
「勝ちにこだわる中で、国際舞台の緊張感を味わえたし、本当にいい経験になった。また選んでもらえるように頑張っていきたい」
台湾との強化試合では第2戦に登板。1回無安打無失点で、最速151キロを記録して2三振を奪った。結果は残したが「追い込んでから粘られたし、ここという時に絶対、空振りを取れるボールを作らないと」と現状での課題を感じた。
一方で向上心も刺激された。常に救援投手の調整を注視し、パ・リーグセーブ王のロッテ・益田の準備方法に驚いた。「登板前にほとんど投げず走っていた。こういう方法あるんだなと思った。いつかやってみたい」。松田は高いモチベーションを維持して、12日から安芸秋季キャンプに合流する。