藤浪インステップ矯正に手応え
「阪神秋季キャンプ」(19日、安芸)
阪神・藤浪晋太郎投手(19)が19日、安芸での投球練習を打ち上げた。この日、キャンプ最後のブルペン投球でもインステップの矯正に取り組み、今後への手応えをつかんだ。
「だいぶ(インステップの)意識付けはできてきたと思います」
ブルペンで、これまでと同様にホームベースより前に捕手を座らせると、左足の踏み出す位置に気を付けながら33球を投げた。その後、ラスト3球は捕手を定位置に座らせて、強めの直球を投げて締めくくった。
見守った中西投手コーチは「まだイメージづくり。強いボールを投げても同じ形で踏み込めている。球数が増えても、そうは崩れてこない」と振り返った。まだ完成ではなく、オフの間にさらに意識して取り組むための基礎づくり。それがある程度の段階まで進んだ。
投球練習の後は、他の投手陣らとノックバットでロングティーなどに取り組んだ。20日のキャンプ最終日は投球練習の予定はない。確かな収穫とともに安芸を離れる。