鳥谷来季もGGトリます「一番欲しい」
「三井ゴールデン・グラブ賞表彰式」(28日、都内)
阪神・鳥谷敬内野手(32)が28日、東京都内のホテルで行われた「第42回三井ゴールデングラブ賞」の表彰式に出席。来季は、遊撃手として阪神では平田勝男2軍監督(54)以来となる3度目の同賞と、遊撃で史上初となる3年連続フルイニング出場を目標に掲げた。
2年ぶりに“名手の証し”を手に入れた。「なかなか評価されにくい守備でもらえるので、一番欲しい賞。うれしいです」と鳥谷。キャプテンは静かに、受賞の喜びを語った。
土のグラウンドの甲子園を本拠地としながら、今季の失策はわずか4個。遊撃として両リーグ最高の守備率・994を誇った。両リーグ最多得票の受賞という点に、その価値が凝縮される。
遊撃手という過酷なポジションでフルイニング出場を果たしているの大きい。次に挑むのは、誰も成し得ていない偉業だ。
来季も同賞を受ければ、自身3度目。阪神の遊撃手で3度の受賞は、平田勝男(現2軍監督)以来の快挙だ。
さらに、フルイニング出場に関しても「毎年考えていること。その上で、成績がどうなのか。例年通り、キャンプでケガをしない体づくりをしたい」と強いこだわりをもつ。
遊撃手で3年連続フルイニング出場達成ならば、これはプロ野球史上初の快挙だ。「鉄人」と「名手」‐。2つの称号を手にする。
今年は3月のWBCにも出場するなど、多忙を極めたが「(今オフは)気持ち的には、ゆっくりやっていけると思う」と鳥谷。チームの9年ぶりVを目指し、来季も職人技を見せ続ける。