宜野座球場1億2000万円で“大型補強”
阪神の春季キャンプ地・沖縄県国頭郡の宜野座村営野球場のスコアボードが電光掲示板に改修されたことが2日、分かった。キャンプの盛り上げに向けて、約1億2000万円を掛けた“大型補強”を行った。
これまでのスコアボードは手動の旧式。今回は既存のスコアボードに縦2・56メートル、横30・4メートルのLED電光表示システムをはめ込む形で設置した。
甲子園にも使用されている三菱製。動画も流せる最新型だ。宜野座村役場の担当・宇座徳彦さん(33)は使用方法について「楽しんでいただけるような見せ方を考えています」。サブグラウンドで走り込む投手や、ファンが見ることができない室内練習場の練習などが、流される可能性もありそうだ。
この改修は「宜野座村営野球場機能高度化事業」の一環として行われている。芝生席の一、三塁に1537席分の長イスを設置する「内外野席の改修」や「球場周辺の防球ネットの改修」、「メーンスタンドの屋根の改修」も含まれている。
合計5億7000万円を投じ、2年をかけて行われる大型事業。「これだけ大規模な改修は開場以来、初めてです」と宇座さん。来春キャンプで完成しているのはスコアボードのみだが、宜野座は“ボールパーク”へ進化しようとしている。