侍J小久保監督、藤浪追いかける

 侍ジャパンの小久保裕紀監督(42)が7日、花巻市内の富士大学スポーツセンター内で行われた「オリンピックデー・フェスタin花巻」に阪神・安藤優也投手(35)らと参加。来年2月に12球団のキャンプを視察する考えを初めて明かした。若手のチェックをテーマに置く中、阪神では藤浪晋太郎投手(19)に熱視線が注がれる。

 代表指揮官の熱い視線が「19」に注がれる。阪神だけでなく、将来的には日本を背負う選手になれる存在だからこそなおさらだ。2月、沖縄キャンプに侍ジャパンの小久保監督がやってくる。お目当ての中に、もちろん藤浪が含まれている。

 小久保監督は「12球団、全部行きます」と、初めてキャンプ行脚の意向を明かした上で、藤浪に関して問われると「もちろん、もちろん」と力強く返した。高卒1年目で10勝を挙げた存在。チェックするポイントも頭に入れている。

 「(藤浪も含めて)若い選手に期待している。オフにどれだけ伸びたか、どれだけ疲れが抜けているのか。そういう目で見ることになる」

 確かな「伏線」がある。11月上旬に台湾で台湾代表との親善試合が3試合行われた。阪神では松田が選考されたが、藤浪も候補には入っていた。ただ、1年目で24試合に投げた疲労などが考慮されて、招集が見送られる形となっていた。

 もともと、小久保監督の構想には入っていた右腕。だからこそ、招集を断念する理由でもあったコンディション面をあらためて自らの目で確認するのが、宜野座のブルペンとなる。

 また、藤浪にとっても「アピールの場」だ。入団時から、日本を代表する選手になることを目標に掲げ、その延長戦上にWBCに出場して戦うことを置いている。次回WBCは17年に開催予定。そこまで代表監督を務める小久保監督の前での投球が、将来的な目標への第一歩となりえる。

 「解説者とは違う目で見ることが自分の仕事」と小久保監督。単にいい投手であるかどうかの確認ではなく、代表の一員として戦えるのかどうか。南国の地から、新たな戦いが幕を開ける。

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