ドラ4梅野、フル出場で“鉄人女房”や
「阪神新入団選手発表」(9日、大阪市内)
ドラフト4位の梅野隆太郎捕手(22)は、球団史上初となる捕手でのフルイニング出場を目指す。
日米大学野球で2度、日の丸を背負った即戦力が“鉄人宣言”だ。「年間を通してやれる選手になりたい」と、日本では1963年の野村克也(南海)、03年の城島健司(ダイエー)以来の快挙を目標に掲げた。
屈強な肉体が期待を抱かせる。福岡工大城東時代にベンチプレスで120キロを持ち上げた胸囲は現在102センチ。入団会見前に初対面した和田監督からは「なんだこの胸は!?」と驚かれたほど分厚い。
すでに自らを追い込んでいる。来年1月の新人合同自主トレへ向けて「(体力が)持たないとプロじゃ戦えない。トレーナーの想像以上の準備をして臨みたい」と意気込む。
今年の日米大学野球では、全5試合で4番に座った。プロでも打てる捕手へと成長する願いを込められて、背番号はかつてバースがつけた44を背負う。「自分の番号にできるように結果を求めていきたい」と偉大な番号にも気後れはない。
今季の阪神は正捕手が不在だった。「激戦区で戦いたい。1年目から全てをアピールできるように強い気持ちを持ってやっていく」。梅野は1年目から勝負をかける。