能見G倒へ苦手の井端&片岡封じだ
阪神・能見篤史投手(34)が22日、中日から移籍の井端弘和内野手(38)、西武からFA移籍の片岡治大内野手(30)をはじめ、苦手とした宿敵・巨人の右打者対策を模索していく考えを示した。
相手がどんな策を講じようとも、それを打ち砕くのがエースの仕事。巨人打線に「バランスがいい。穴がないという印象」と話す能見。そこに、苦手打者が2人加入した。
井端には今季13打数7安打、打率・538。片岡とは2打数1安打と対戦数は少ないが、一発を浴びている。特に井端は「(存在が)チームにもたらす影響はある。いい方向に行くだろうね」と警戒心を強めていた。
だが「数字は関係ない」と言い切る。今季は村田、矢野ら右打者との対戦成績も分が悪かったが、「(イメージは)そうでもないですけどね」と苦手意識などは感じていない。
「やってみてからになる」とした上で、来春キャンプ、オープン戦を経て、じっくりと打倒・巨人への青写真を描いていく考えだ。
今年は3月のWBCへ、早めの仕上げを余儀なくされたが、来年はシーズンへ通常の調整ができる。「2月1日からブルペン?当然。今までずっと、そうやってきたからね」。G倒の鍵は、やはりエースが握っている。